無意識で選んでいるターゲット

取り扱う案件によって、ターゲットが異なることは、
アフィリエイトブログの作り方の基礎を学んだ人なら知っていることです。

ターゲットが異なるというよりも、
案件によってターゲットを設定しているので、
物が変われば自然とターゲットも変わってきます。

たとえば女性用エステサロンの案件で、
男性をターゲットにすることは、まずないと思います。

このように特別意識はしていないかもしれませんが、
私たちはASPで案件を選ぶときにターゲットを予め想定しているのです。


意識して選ぶべきターゲット

特定の案件におけるターゲットは、
テーマやキーワードを選ぶときとほぼ同時期に設定します。

テーマを選定して、キーワードを抽出する段階でターゲットを設定し、
ターゲットに合わせてキーワードを厳選していく、
これが一般的かつ効率的な順序かと思われます。

ただ、そういった案件ごとのターゲットとは別に、
ある程度ジャンルごとにできるターゲットの選択があります。

それが、パソコンユーザーかスマホユーザーかという選択です。


当ブログのように副業のノウハウブログを運営していると、
読者の方はほとんどがパソコンユーザーなので忘れてしまいがちですが、
実は2年前くらいからスマホユーザーの数は、
パソコンをメインに使う人の2倍以上にまで増加しているのです。

そのため、何を通してターゲットがブログを閲覧するのかということは、
すでに無視できない条件の一つとなっています。

たとえば、服や化粧品、健康食品等の物販は、スマホユーザーがメインです。
私の場合は、アドセンスも95%以上の人がスマホユーザーです。
恋愛系のアフィリエイトをする場合も、ターゲットはスマホユーザーでしょう。

逆に副業ノウハウを扱う当ブログでは、スマホユーザーは全体の25%ほど。
FXに関する口座や情報商材を扱う場合はちょっとややこしいのですが、
基本的にはスマホで検索を誘ってパソコンで閲覧を促すため、
ターゲットとしてはやはりパソコンユーザーかなと思います。
まだスマホではパソコンほど満足して使えるMT4が(たぶん)出ていないからです。


ターゲット毎に最適な閲覧環境を整える

このようにターゲットを設定するとき、
プラットフォーム(スマホかパソコンか等)を意識することは、大きな意味があります。

特にスマホユーザーがメインターゲットとなるジャンルでは、
ブログの作り方は徹底してユーザビリティを追求すべきでしょう。

なぜならスマホで情報を検索するとき、
使いやすい(内部リンクが充実している等の)サイトを見つけたら、
検索結果の画面に戻るよりもそのサイト内にとどまる方が楽だからです。

関連する情報を繋げていくことで、サイト滞在時間を延ばすことができるうえ、
印象としても役に立つサイトであるという良いイメージが残ることが多いでしょう。

次から次に関連記事を読んでもらうことで、
一番読んでもらいたいアフィリエイト記事にも誘導することができます。
これはSEO的にも高い効果が期待できますし、それにより読者の質を高めることもできます。

2015年にGoogleがモバイルフレンドリーアルゴリズムを実装し、
2016年にはさらにそれを強化するためのアップデートが行われました。

そのためアフィリエイターのほとんどの人は対策しているとは思いますが、
それだけでなく、メインのターゲット層がスマホユーザーであるならば
ブログを構成する段階から、スマホユーザーならばどういった動線が便利か等
利用する人にとって便利な感興を整えていくことが大切になっています。

今後さらにスマホユーザーが増えるだろうことが予測できますので、
今あるブログを見直す際にも、新しいブログを作成する際にも、
スマホユーザーにとって使いやすいか(内部リンクや改行の仕方等)を
実際に使う立場になって検証してみましょう。